今回、音楽素材屋さんと皆さんを結ぶ祭典、
音屋Ｆｅｓ【絆】に参加させて頂きました！

このページでは音屋Fesのための書き下ろし曲『キミと僕の世界』について、公式サイトでは公開できなかったバージョンや作成過程などを公開します。

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■「絆」を題材としたオリジナル楽曲
＊楽曲は素材としてご利用頂けます。利用規程はこちらをご覧ください。

「キミと僕の世界」   歌：鏡音リン・レン（VOCALOID) 作詞：じゅうはち（Scarlet Blue） 作曲：多夢(TAM Music Factory)  【ボーカルバージョン】 （音屋Fes絆ページで公開中） 　kizuna_tam.mp3　(1/29公開） (MP3ファイル128kbps，3.8MByte） 【カラオケバージョン】 （TAM Music Factory内でのみ公開） 　kizuna_tam2.mp3　(2/1公開） 【インストバージョン】 （TAM Music Factory内でのみ公開） 　kizuna_tam3.mp3　(2/13公開） ※素材としてのご利用を前提としたため、ボーカルバージョンとは若干異なります。   　　　　 大それた作戦なんて　空から降ってきたら 君をもっと笑顔にできたかもしれないけど あきれるほど不器用だから　願うよあの空に どんな音に触れていても　その先には君がいて ただ君が感じることを　僕も感じていたいんだ ただ君の驚く顔を　僕で作りたいだけなんだ 単純だけど単調じゃなく　そんな毎日がいい 君と僕とで奏でる世界へ 飛び跳ねてく水たまりに　空を映していく 君の背中まぶしくて少し目を細めてた 大人になって忘れていた　小さな気付きさえ 染み込んでく君の声に　僕らしさが増えていくよ もし君が歩んでく先に　傷つき痛み泣いても ただ君に伝えていたい　僕は揺るぎない味方なんだ 届けたい想いがあって　言われたい言葉もあって 一つだけ望むとしたら　響け強く「ありがとう」 繋ぐ右手を　紡ぐ未来を　愛しく胸に抱いて 君と僕とで導く世界へ ★多夢からのメッセージ（音屋Fesでのコメントとは異なります） このたび、煉獄庭園の煉獄小僧様からの強いお誘いにより、”音屋Fes【絆】”に参加させて頂くことになりました。 皆さんの活動に心惹かれ、私自身も「絆」をテーマとしたオリジナル楽曲に取り組みました。 今回のイベントを私自身の”新たなる一歩”となるタイミングと位置づけさせていただき、作成した曲は、普段はあまり作らない曲調とし、また歌詞付の楽曲に取り組みました。 よく私のサイトに来られている方は、あれ？と思うとともに、やっぱり多夢だ。 と思えるような感じに仕上げることを目標としました。 さて、テーマとなる「絆」。 音楽素材屋さんと皆さん、つまり「作り手−使い手」の位置づけをまず一番としたのは当然なのですが、 サイトオープンから11年経過し、”学生”から”親”という立場に私自身も変わりました。 ということで、今最も感じる絆−「親と子」もテーマに取り入れています。 （共感して頂ける部分も多いのではないでしょうか。ただし、作詞は私ではありませんのであしからず(^_^;)） これからも皆さんに支えられながら、よりよい楽曲作りを目指して行きたいと考えています。 このような機会をいただいたことは、私自身、とても嬉しかったです。 ２０１１年を「新たなるステージへ」と位置づけた、第一歩になったのではないかと思います。

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■オリジナル楽曲の作成過程を公開！

曲はどんな風にできあがっていったんでしょうか？ 音屋Fes参加の過程と「素材の作り方」最新版を大公開です。 作成途中バージョンも特別に公開しちゃいます。 2010/08/30 煉獄庭園の煉獄小僧様から、 【音系素材サイト様達を集めて対談や楽曲コラボといった形で１つのイベントをしたい】 という、参加のお誘いメールを頂く。 2010/09/07 コラボ＝みんなで１曲作るというイメージで、多忙で都合もつきそうにないので、参加は難しいという趣旨のメールをお送りする。（返答が遅い！という突っ込まれそうですね） 2010/09/12 煉獄庭園の煉獄小僧様から、再度熱いメールを頂く。 音屋Fes（この時点で名称決定？）の趣旨に私も賛同し、インタビュー記事のでの参加なら可能という意思を伝える。 2010/09/19 煉獄庭園の煉獄小僧様から、ガッツリとした文量のインタビュー記事をいただく。 締切は今年中。これなら十分間に合いそうだ。 2010/10/18 煉獄庭園の煉獄小僧様から参加サイト向けにアナウンス。 公式ページを11月からオープンとのこと。 2010/11  ディーラー（車）で点検待ちなどの時間を利用して（パソコン持参）、インタビュー記事を書く。 2010/11  音屋Fes絆の公式ページオープン リンクが貼ってあったので、参加するサイトさんを巡ってみる。 もちろん知っているサイトもあれば、存じないサイトもあり、みなさん色々と活動しているんだなぁと刺激を受ける。  2010/12上旬 インタビュー記事をちまちまと書く。回答するのに考え込んでしいまう項目もあり。 素材屋のあり方や、今後について考える。これまた音楽活動に対する意欲がわく。 書き下ろし楽曲を作ってみたい気持ちになる。 2010/12上旬 試しに課題である「絆」の曲を作ってみようと考えるようになる。（この辺からコソコソと動き出し） しかーし、イメージがわかない（汗）。絆という意味が広い！！ターゲットは！？（苦悩） 2010/12中旬 苦悩を続けた結果、そうだ。歌にしよう（爆）。歌詞を元にイメージを膨らませよう！ という無謀なアイデアで、以前「ぼくらは新幹線」の作詞をして頂いたじゅうはちさんに、作詞を依頼して、作成の可能性をお伺いする。もちろん絆テーマの意図を一生懸命説明する。  2010/12下旬 じゅうはちさんから「本当は曲が先だと作りやすいのですが…」⇒「何とかお願いします」⇒「できました」。何となく曲の方向性がこれで決まる。お試し作成をする。   ★制作開始段階  ピアノとドラム（既に打ち込まれたものの流用）で方向性を考えているところです。 即興なので、メロディもまとまっていません。なーんか聴いたことのあるフレーズも（笑） イントロは今とは完全別物です。 ただし、最終的なメロディラインに結びつく部分も見え隠れしています。 2010/12/28   音屋Fes絆の開催期間がアナウンスされる。2011年1月29日〜2月6日。 同日、インタビュー記事を完成させ、煉獄庭園の煉獄小僧様にメール送付。 開催期間が1月なら年末年始や1月の連休をうまく使えば曲が作れるんじゃないか？と思い、「まだ完成できる可能性が20％くらいですが、間に合えば掲載してもらえますか？」的なメールを送る。 並行して、おためし作成を続ける。 ★方向性迷い段階 貴重なバージョン。歌詞が来て、メロディラインを徐々に固めていきます。 歌詞の入力はなしで、メロディラインをシンセの音で適当に入力していきます。 伴奏は方向を探っている段階で、最終バージョンとは全く別物。 （これはこれで面白い方向になったと思いますが） 2010/12/29   煉獄庭園の煉獄小僧様より、メール。「滑り込みでもＯＫです！」 よーし、つくるぞぉぉぉ！！と思ったけれども、年末年始は実家に帰省中で全く作業できずorz 2011/01/某日 自宅に戻り、作成スタート。 歌詞との整合性にいろいろと問題が生じ、メロディがなかなか決まらない。  2011/01/09 成人の日の連休を有効に使い、作成を進める。何となく１番はできそう。 ２番も作った方がよいかも。じゅうはちさんに現状のデータを送付し、２番の作成を依頼する。   ★方向性ほぼ決定段階（歌詞入り） 歌詞を入れ、伴奏も調整し、少しずつまとまり感が出てきました。 この段階ではまだ”鏡音リン”のみで歌わせています。当初は「レン」で歌わせるつもりはありませんでした。曲をチェックしていくうちに、違う声が聞こえるようになったのです。つまり、違う声で歌わせろという神のお告げ（笑）。 繋がりなどがまだまだ未作成。前バージョンと雰囲気も大幅に変更になったため、イントロも白紙になりました。 意外に思うかも知れませんが、サビのピアノの裏音などはこの段階で決まっています。 考える部分ではなく、”聞こえてくる部分”音は先に入力します。    2011/01/11 連日連夜の作業。２番の歌詞を頂くも、１番が完成せず。迷う１番のメロディ。ちょっと暗い？ あーー。この流れはぁぁ。考える＝失敗に陥る不安と戦う。１番のデータをひたすらいじる。 ★１番で終わるならこんな感じ段階（歌詞入り） イントロも何となくつけ、いよいよレンも歌い始めました。 メロディがまだ違います。そのあたりに葛藤があったことが想像できると思います。 正直、メロディで悩むのはダメ。調子が良いときは舞い降りてくるのですが…。 まだ最後まで作り切れていませんが、終わり方はちょっと切ない雰囲気になっています。 本当はこちらの方が好き。でも、切ないと絆といいつつも、切れてしまった絆に感じるので、やめた方が良いと思い、最終形の明るい終わり方へと変化していきます。  2011/01/15 完成はしてないものの、１番だけでも完成できるめどが立つ。切ない雰囲気をやや明るい雰囲気に変更しようと思うようになる。 煉獄庭園の煉獄小僧様に、絆テーマのオリジナル曲に参加する旨を今さらながら伝える。   2010/01/25  かかかか、完成！そして、送付！  2010/01/29 音屋Fes【絆】で開幕！